パチプロという職業を考察してみる。

パチプロの生態

今回はいつもの店紹介と違って、パチ・スロを生業としている人種、「パチプロ」「専業」という職業について考察していこうと思います。

考察する内容としては、

  • パチプロの収入
  • メリット、デメリット
  • 会社員との比較
  • どういう人がパチプロに向いているか
  • パチプロを客観的に見て思うこと
  • まとめ

上記の項目ごとに考察していきます。

パチプロの収入

今回は軍団に参加せずおおむね一人で稼働している、ピンのパチプロの収入について焦点を当てて考察していきます。

パチプロの年収については、それぞれのパチプロの能力や環境によって差が出るところで、

  • 地域
  • 店の環境
  • 設定狙いや釘読みの精度
  • 客層
  • 情報力

などの条件によって収入は変わってきますが、おおまかに見積もると

Xに生息しているパチプロやYoutuberの話を聞く限り、

おおむね月収0~40万、年収250~500万程度に落ち着いていると思われます。

しかもパチプロは税金を納めていない輩が大半なので、年収がそのまま手取りになると考えても差し支えないでしょう。

なので会社員がよく目にする額面価格に直すと、額面320~650万くらいでしょうか。(社会保険料も税金も納めてないので額面に置き換えるのも変ですが。)

メリット・デメリット

メリット
・若いうちは同級生より稼げることが多い
・日時に縛られず稼働したいときに稼働ができる
・面倒くさい人間関係がない
・趣味・娯楽を仕事にできる、楽しい
・過度な肉体労働や頭を使う作業がない
・専業どうしでコミュニティができる
・学歴やスキルがなくてもなれる

デメリット
・一般的には認められない職業のため、社会の腫物として扱われることが多い
・常に座って稼働するため健康に悪い
・非常に不安定な職業である、規制変更や店舗の閉店に大きく左右される
・何のスキルも身につかない
・社会的信用がなく、ローン審査等に通りにくい
・常連や負けている人に嫌われやすい
・最初は楽しいが飽きてしまうことが多い

・しっかり期待値を積めなかったり下振れするとパンクする可能性を秘めている

会社員との比較

会社員は、会社にある程度身分が保証されているうえに1か月に一度給料 + 一年に数回ボーナスが支給される。対して専業は若い間は会社員より収入が高いが、安定性に欠けるため、月単位では収益がマイナスということもざらにある。社会的信用もなく、ローンや家を借りる際の審査はほぼ通らないと思ってよいだろう。

キャリアを積むにつれて、会社員は専業の年収を次第に上回ることができ、社会的信用等や様々なスキルも手に入れ、女性受けに関しても専業よりはるかに良いといえるだろう。

働き方に関しては、会社員だと勤務時間は基本的に拘束されており、上司や同僚との人付き合いや取引先や客との人間関係も基本的には持たなければならないため、稼働する時間を選べ、余計な人間関係を持たなくても良い専業とは「働き方」が制限されるのが大きな違いと思われる。

つまり、専業が会社員に勝っているところは、若い間の収入と、労働時間の自由度であるといえるでしょう。

どういう人がパチプロに向いているか

①なにも能力・スキルがない人

基本的に専業になるために必要なスキルや学力は要りません。期待値の概念やパチスロの基本的な仕様を理解すれば基本的には誰でもなれる職業であるため、自分に何もスキルや武器がない人は選択肢としてアリかと思います。

もし学生時代にしっかりと学力が身についていたり、一定の分野でしっかり努力してきたのであれば、専業よりも稼げて人間的なスキルアップにもつながる会社員や自営業の道に進むことをおススメしたいですね。兼業という道も視野に入れてよいと思うが、スロット一本で食っていく選択肢をとるのであれば本当に能力やスキルがない場合しか選ばないほうがよいと考えます。

②人や社会と関わることが苦手な人、嫌いな人

世の中の大半の仕事は他人と関わっていくものであるため、どうしても他人と関わることが苦手だったり、一人でできる仕事に就きたいというのであれば一つの選択肢として専業というのはありかもしれないです。孤独感や自分の将来を考えても不安で押しつぶされないようなメンタルも持ち合わせていないと長くは続かないため、ただ人と関わるメンタル面もそれなりに強くなければならないでしょう。

③心の底からパチンコ・パチスロを愛している人

心の底からパチ・スロを愛しており、専業になっても生涯絶対に飽きずに楽しい時間を送ることができるという自信がある人は「好きなことを仕事にできる」わけであるので、専業に向いていると思われます。

パチプロを見て客観的に思うこと

これは主観の話になりますが、専業の人は目に光が宿っていない人が多いように思います。

毎日”機械”を相手に何時間も座りながら手だけ動かし続けて、大音量でピカピカしている空間の中で一日のほとんどの時間を過ごすのはとてもしんどいことだと思います。自分も高設定を終日ぶん回すことがたまにありますが、その日は体がバキバキになり、首や腰、目などが痛くなり、毎日これを続けている専業がすごいと思うとともに、健康面にかなり悪影響を及ぼすだろうといったことが容易に想像できました。パチスロ打つだけの楽な仕事だとはたから見たら思うかもしれませんが、実際は体に負担のかかる肉体労働なので、50~60代までバリバリできるような仕事ではないなと感じます。

稼ぎの面では、大学生~20代のうちは専業の方が給料高いことが多いので魅力的に感じるかもしれませんが、30代以降は、同級生が会社内でそれなりの役職に就き社会的信用も得て福利厚生もあり、結婚や子育てをする傍ら、専業側はお金以外何も残っていないと気が付かされるタイミングが必ず来ると思います。そこから何かの職に就こうとしても年中パチ屋の中にいた人に社会性も技術や能力もないわけなので転職でよい仕事に巡り合える可能性は極めて低いといえます。

この点でも、専業というものは将来性も安定性もない仕事と言えますのでよほどの事情や適性がない限りならないほうがよい職業だと感じます。

結論、専業に対しては 「哀れだなw」 としか思わないですね。個人的意見ですが。

まとめ

今回は、パチンコ・パチスロで生計を立てている専業について記事を書いてみました。

若い間は同年代に比べて収入が高かったり楽して稼げる仕事だと感じがちですが、時が経つにつれて会社員と立場が逆転し、気が付いた時にはお金以外何も残っていないということもあり得るので、専業を目指す場合は「覚悟」をもつべき大変な仕事ということが分かりました。

たとえパチンコ・パチスロの勝ち方をわかっていたとしても、専業になって毎日パチ屋に通うよりも、兼業で会社員と両立してある程度の資金を確実に確保しながら稼働する選択肢や、社会人としていろんなことに挑戦した結果うまくいかなかった場合の受け皿として専業の道はあるのかなと思います。

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